2020年度医療費は42.2兆円、受診延日数の減少により対前年比最大の減少 厚労省
厚労省は8月31日、2020年度医療費の動向を公表した。概算医療費は42.2兆円、対前年比▲1.4兆円(前年比▲3.2%)となり、過去最大の減少となった。 受診延日数は全体で▲8.5%の減少、入院は▲5.8%に対し、入院外、調剤が▲9~10%程度の減少となった。これに対し、1日当たり医療費は+5.8%の増加となり、その伸びは入院が+2.6%、その他の診療種別は+6%~7%程度の増加を示した。年齢層別に見ると、未就学者の1人当たり医療費が15%を超える大きな減少幅となった。入院外の医科診療所の主たる診療科別の伸び率では、小児科・耳鼻咽喉科の減少幅は他の診療科に比べて大きかった。診療種別は以下の通りである。
入院 :医療費▲3.4%、受診延日数▲5.8%、1日当たり医療費2.6%
入院外:医療費▲4.4%、受診延日数▲10.1%、1日当たり医療費6.4%
歯科 :医療費▲0.8%、受診延日数▲6.9%、1日当たり医療費6.6%
調剤 :医療費▲2.7%、処方箋枚数▲9.3%、1枚当たり医療費7.3%
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