第8次医療計画作成に向けて、コロナ専門病院などの現状と課題を整理 厚労省
厚労省は11月11日、第8次医療計画等に関する検討会を開催し、現場の実情を聴取して計画作成に反映させるため、今般の新型コロナウイルス感染症対応について、5つの病院と神奈川県医師会の事例発表を行った。 コロナ専門病院では、波と波との間のコロナ患者の減少時における職員のモチベーション維持や、各波での患者状況の違いによる医師・看護師の確保(応援体制の構築)が課題となっていた。第8次医療計画の策定に向けて、役割分担の推進、医療資源の集約化、有事における病床・人員体制の設定、専門病院・検査センターの設置、長期化を想定した診療報酬上の更なる措置や専門人材への報酬評価、デジタル化の強化、システムの一元化など、幾多の課題が山積している。