今後の薬剤師・薬局業務のあり方と具体的な対応策、3つの検討課題を明示 厚労省
厚労省は1月20日、薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会を開催し、今後の薬剤師・薬局業務のあり方及びそれを実現するための具体的な対応策について審議した。2022年度改定では次の3つの検討課題が共通の課題となり、対人・対物業務の分化と薬局機能の強化に対する評価が検討されている。
①対人業務の充実(改正薬機法施行に伴うフォローアップの強化、オンライン服薬指導の実施による留意点、地域医療の担い手としての薬剤師の業務、多職種との連携や他職種との協働等)
②医療安全の確保を前提とした対物業務の効率化・高度化(調剤機器の活用、薬剤師以外の者に実施させることが可能な業務の明確化、薬局業務の多様化や作業効率化・高度化への対応、電子処方箋導入などICT化による業務の変化への対応等)
③地域における薬剤師の活用、薬局機能強化(地域包括ケアシステムにおける薬局のあり方とその適切な配置、・認定薬局の役割の明確化と地域における活用、健康サポート薬局の普及・活用方策検討等)