分配戦略の第二「人への投資」抜本強化、医療分野ではICT活用による効率化　　政府

政府は3月29日、全世代型社会保障構築会議を開催し、「人への投資」の抜本強化について審議した。岸田政権が進める成長と分配の好循環による持続可能な経済を実現する要となる「分配戦略」では、第一に所得の向上につながる「賃上げ」、第二に「人への投資」の抜本強化、第三に未来を担う次世代の「中間層の維持」に対する政策を重視している。

医療・介護・福祉サービスでは、ICTの活用により、サービスの質の向上、人材配置の効率化などを進めることが重要施策となっている。医療・介護提供体制改革などの社会保障制度基盤の強化については、「地域完結型」の医療・介護サービス提供体制の構築を進めるとともに、地域医療構想の推進などこれまでの骨太の方針や改革工程表に沿った取組を着実に進める必要があるとした。

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