2020年医療施設調査・病院報告、在院患者・外来患者数、病床利用率は減少 厚労省
厚労省は4月27日、2020年医療施設(静態・動態)調査(確定数)・病院報告の概況を公表した。
病院の状況では、1日平均在院患者数は 1,165,389 人で、前年比 5.6%減となった。1日平均外来患者数は1,193,205 人で、前年比9.9%減少し、病床利用率は 77.0%で前年比 3.5 ポイント低下した。その一方で、平均在院日数は28.3 日で、精神病床が277.0 日で前年比11.2 日長く、全体では1.0 日長くなった。
全国の医療施設は178,724施設で前年比692施設減、病院は8,238施設で前年比62施設減、一般診療所は102,612施設で4施設減、歯科診療所は67,874施設で626施設減となった。開設者を「個人」から「医療法人」へ変更した施設は、病院14施設、一般診療所1,029施設、歯科診療所542施設となった。
医療施設の全病床数は1,593,633床となり、前年比26,464床減少した。前年と比べた減少数は病院が21,689床減、一般診療所は4,779床減となり、病床種類別では病院の療養病床の19,330床減(一般診療所は946 床減)が際立ち、精神病床で2,185 床減などとなっていた。
■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/20/index.html