医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査結果、総合的な評価は困難 厚労省
厚労省は6月3日、社会保障審議会医療部会を開催し、医師の働き方改革の施行に向けた進捗とレセプト情報と電子カルテの情報共有の仕組みなどの方向性を確認した。
医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査結果によれば、副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間を概ね把握していると回答した病院は全体の約4割となり、総合的な評価は困難だと判断した。大学病院等では働き方改革への対応として、医師派遣の中止・削減を進めているため、その影響が懸念されている。 レセプト情報の共有はオンライン資格確認等システムの基盤を活用して、薬剤や特定健診情報の共有がスタートし、今後は手術等の共有情報がさらに拡大される。他方、電子カルテ情報を全国の医療機関で共有する仕組みにおいても、オンライン資格確認等システムの基盤を活用していくことを確認した。
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