2021年社会医療診療行為別統計の結果を公表、入院と外来は前年比増加 厚労省
厚労省は6月22日、2021年社会医療診療行為別統計の結果を公表した。 医科全体の入院における1件当たり点数は58,233.9点で、前年に比べて1,159.6点、2.0%増加し、入院外(外来)も1件当たり点数は1,455.0点で、前年に比べて10.0点、0.7%増加した。
医科の入院における1件当たり点数は病院60,072.9点、診療所21,225.4点、1日当たり点数は病院3,744.7点、診療所2,432.9点となり、病院の種類別では「特定機能病院」8,036.9点が最も高かった。1件当たり日数は病院16.04日、診療所8.72日、病院を種類別にみると「一般病院」11.91日、「療養病床を有する病院」21.83日となっていた。
医科の入院外における1件当たり点数は、病院2,622.0点、診療所1,091.3点、1日当たり点数は病院1,794.6点、診療所739.1点となり、病院の種類別では「特定機能病院」3,413.9点が最も高かった。診療行為別の構成割合をみると、診療所は、病院と比べ「初・再診」「医学管理等」が高く、「画像診断」「注射」は低くなっている。1件当たり日数は病院1.46日、診療所1.48日となっていた。
薬局調剤の1件当たり点数は1,099.5点、前年に比べて80.3点、6.8%減少した。受付1回当たり点数は928.9点で、前年に比べ67.9点、6.8%減少となった。調剤行為別では、「薬剤料」676.4点(構成割合72.8%)が最も高く、次いで「調剤技術料」200.8点(同21.6%)であった。1件当たり受付回数は1.18回となった。
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