2022.07.01
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薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するとりまとめ案をもとに審議      厚労省

厚労省は6月23日、薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(WG)を開催し、とりまとめ案をもとに、とりまとめに向けた追加の議論を行った。調剤業務の一部外部委託は、政府の規制改革推進会議が具体的な検討を進め、WGでは、対物業務の効率化により対人業務に注力できるよう、手間がかかる一包化を対象業務として審議を進めてきた。薬機法では、調剤業務の外部委託を認めていないため、厚労省は今後、同法改正の検討を進める必要がある。

具体的な規制改革の検討では、一部外部委託に係る「委託業務の範囲」は当面は一包化を対象、「委託先の範囲」は当面の間、同一の二次医療圏/三次医療圏内とする事務局案をもとに論点を確認した。

この他、処方箋の40枚規制見直しも規制改革推進会議で指摘され、WGにおいて薬剤師の対人業務を強化する観点から見直しに向けた議論が進められている。規制を単純に撤廃・緩和すると、処方箋応需枚数が増えることで服薬指導などの対人業務が軽視される恐れがあるとして、対人業務の充実に逆行しないよう慎重に実施すべきなどの意見が挙げられた。

■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26417.html

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