コロナ禍の受診控えにより後期高齢者医療と国民健康保険の財政状況は黒字 厚労省
厚労省はこのほど、2020年度後期高齢者医療制度および国民健康保険の財政状況を公表した。後期高齢者医療制度の収支状況は、収入が16兆5,609億円(前年度比+0.02%(+34億円))、支出が15兆7,390億円(前年度比▲2.83%(▲4,579億円))となり、収支差は8,219億円の黒字となった。国民健康保険の財政状況は、収入が23兆6,585億円(前年度比▲1.6%(3,851億円減))、支出が23兆2,297億円(前年度比▲3.5%(8,444億円減))となり、収支差は2,054億円の黒字となった。収支差が改善した要因として、コロナ禍における受診控えにより1人当たりの保険給付費が大幅に減少した模様である。
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