社人研17年度統計公表 社会保障費120兆円突破 介護の伸び4.1％増
国立社会保障・人口問題研究所は２日、年金や医療・介護などの社会保障給付費が２０１７年度は１２０兆円を超え、過去最高を更新したと発表した。介護費用の伸びが目立ち、前年度比４・１％増だった。社会保障給付費は統計を取り始めた１９５０年度から、毎年過去最高を更新している。
同研究所がまとめた17年度社会保障費用統計によると、社会保障給付費の総額は前年度比１兆８３５３億円増の１２０兆２４４３億円。これは国民１人あたりに換算すると94万９千円となる。伸び率自体は鈍化しており、１・６％増だった。(シルバー新報2019年8月9日号)
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