社会福祉施設等における新型コロナウイルスへの対応、感染対策を通知 厚労省
厚労省は2月13日、新型コロナウイルス感染症の国内感染が広がりつつある中、社会福祉施設等における対応について通知した。通知では、社会福祉施設等の職員が新型コロナウイルスについて正しい認識を持つとともに、感染対策マニュアル等を通して、基本的な感染症対策を含めた共通理解を深めるよう求めている。
高齢者介護施設においては、風邪やインフルエンザ同様に、まずはマスク着用を含む咳エチケットや手洗い、アルコール消毒等により、感染経路を断つことが重要である。職員や高齢者はもとより、面会者や委託業者等、職員や高齢者と接触する可能性があると考えられる者も含めて、「高齢者介護施設における感染対策マニュアル改訂版」等を参照の上、上記の対応を行う必要がある。
なお、「高齢者介護施設における感染対策マニュアル 改訂版」では、施設長(管理者)と施設の職員に対して感染対策のために必要なこととして以下を求めている。高齢者介護施設に限らず、医療機関等においても同様の対応策が重要である。
【施設長(管理者)】
⚫ 高齢者の特性、高齢者介護施設の特性、施設における感染症の特徴の理解
⚫ 感染対策に対する正しい知識(予防、発生時の対応)の習得
⚫ 施設内活動の着実な実施(感染対策委員会の設置、指針とマニュアルの策定、職員等を対象とした研修の実施、設備整備等)
⚫ 関係機関との連携の推進(情報収集、発生時の行政への届出等)
⚫ 職員の労務管理(職員の健康管理、職員が罹患したときに療養に専念できる人的環境の整備等)
【施設の職員】
⚫ 高齢者の特性、高齢者介護施設の特性、施設における感染症の特徴の理解
⚫ 感染症に対する基本的な知識(予防、発生時の対応、高齢者が罹患しやすい代表的な感染症についての正しい知識)の習得と日常業務における感染対策の実践
⚫ 自身の健康管理(感染源・媒介者にならないこと等)
■関連サイト: http://www.roken.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/vol.759.pdf
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